剱岳を別の角度から見る展望台のような山
1日目 室堂~新室堂乗越~奥大日岳~大日小屋~大日岳~大日小屋
2日目 大日小屋~大日平山荘~牛首~大日岳登山口
先月一人で野口五郎岳に登ったので、今月は妻と二人で山に行くことにした。ここ数年は山好きの妻を置いて一人で行かせてもらうことが多いので感謝している。互いに働いていると休みを合わせるのが難しいが、今月は偶然休みが取れた。
今回の山は登山者の多い立山・剱岳と比べるとマイナーな山で登山者も少ないが、此方から見る剱岳の姿は立山から見るよりも尖った迫力のある形をしている。
前日に静岡県の自宅を出発し富山県側から立山ケーブルカーを使い室堂に入った。室堂に来るのは20年前に妻が働いていた山小屋に迎えに来た時以来2度目である。その時は長野県側から入った。この日は室堂を散策した後予約した山小屋に宿泊した。
登山初日は朝から快晴、今回のコースは縦走で此方には戻らないので滅多には来ない室堂の景色を目に焼き付けるべくもう一度散策した。その後稜線の新室堂乗越に上がり奥大日岳山頂を目指す。ここからは写真を撮る回数が増える。奥大日岳の山頂は剱岳を見る絶好の展望台だ。登山者は数人しかおらずゆっくり景色を楽しめた。この先のコースは記憶が途切れているのだが、七福園付近は岩が複雑に積み重なっている所を歩くので意外と大変だった。大日小屋に着いてから小屋に荷物を置き大日岳山頂を往復した。その日はこの小屋に宿泊した。小さな小屋で登山者もそれ程居なかった。
翌日も天気は良かった。この日は下るだけだがその下りが結構きつい。大日小屋から大日平までは大きな岩が積み重なった急坂を下り、そこから牛首まではなだらかな木道が続く。牛首から先は完全に樹林帯に入り登山口まで一気に下る。所々道が崩壊していてロープを使って降りるが、道と言うより斜面を降りている感じだ。登山口に着いた時にはほっとした。ここからは車を置いた立山駅までバスに乗る予定だったが、偶然話しかけてきた観光客の人が駅まで乗せてくれることになった。有難いことに自分は意外とそういう縁に恵まれる。
さてこの日は多分途中で昼食を取り、その日のうちに帰宅したと思う。当時は休みも少なかったので下山してそのまま帰ることが多かった。
地獄谷 雷鳥沢キャンプ場
室堂乗越付近で記念撮影
奥大日岳
遠くに大日岳と大日小屋が見える
奥大日岳山頂
七福園
大日岳山頂 大日小屋
大日平付近の木道 登山口に着いた