昨年に続き2度目の日光
昨年5月に日光白根山に登って以来再びこの地を訪れた。何かまた来たくなる魅力のある場所だ。今回は2日間歩けるので初日は目当ての男体山に登り、2日目は戦場ヶ原を散策することにした。又来たくなった理由の一つに前回泊まった宿の料理が美味しかったこともある。湖畔の民宿だが食事は同じ経営者の隣のレストランで提供される。宿の女将さんも自分たちのことを覚えてくれていた。
1日目 二荒山神社中宮~八合目避難小屋~二荒山神社奥宮(山頂) ピストン
男体山は中禅寺湖の湖畔から一気にせり上がっていて見るからにきつそうな山だ。前回対岸の展望台から見たときに堂々とした山容に圧倒された。麓から山頂までの標高差が1200m程ありアップダウンもなくひたすら急登が続きそうだ。
そこで今回は気合を入れて挑んだ。自分は意外と急登好きでゆっくりでも心を無にして登っていると心身がリセットされる気分になる。
当日駐車場は既に満車に近かった。この時期にしては登山者が多いのに驚いた。二荒山神社中宮で登山者の受付をしていて入山料を支払った。こういう山も珍しい。登山道は予想通りの急登が続くが途中眼下に中禅寺湖が見えて気が紛れる。道は一旦車道を通るがここもなかなかの傾斜だ。それでも登り続けて予想した時間で山頂に着いた。最近は月に2度位のペースで登っているので体も調子がいい。
山頂はかなり人が多くて休憩する場所を確保するのが大変だった。この山は同じ日光を代表する山でも前回の白根山とは雰囲気が違う。景観を楽しむ山というよりも信仰の山修行の山としてのイメージが強い。
登山者用の駐車場入口
中禅寺湖を見下ろす
九合目付近弥陀ヶ原付近
二荒山神社奥宮のある山頂
2日目 竜頭の滝~戦場ヶ原~湯滝~湯元
戦場ヶ原は男体山の西側、標高1400m前後のところに広がる湿原で広さは400ヘクタール程ある。自然研究路と呼ばれる遊歩道が整備されていて気持ちの良い森林浴が楽しめる。
昔、男体山の神と赤城山の神が中禅寺湖を奪い合い、それぞれが大蛇と大ムカデに化けてこの戦場ヶ原で戦ったという伝説がある。戦いの結果は男体山の神が勝ったそうだ。
今回は竜頭の滝から湯元までを歩いた。コースは沢沿いに歩くことが多く殆んど木道が敷かれているので歩きやすい。戦場ヶ原の中には展望台があり景観を楽しめる。途中の湯滝は水量が豊富で豪快だ。茶屋もあるのでここで滝を見ながら軽く食事をすることにした。湯滝の横の道を登りきると湯ノ湖に出た。ここから西側の道を半周して前回宿泊した湯元に着いた。
車が竜頭の滝に置いてあるのでバスで戻ったが、バスが光徳牧場経由だったのでそこで途中下車して牧場を散策した。今回はなかなか欲張りな旅になった。
出発点の竜頭の滝
沢に沿って歩く
戦場ヶ原の景色
水量の多い湯滝、茶屋もある
湯滝に沿って登ると湯ノ湖に出る