スーさんの山ある記

自身の山歩き人生を顧みる

2022年11月 愛知県民の森~上臈岩2

季節を変え再び上臈岩へ

愛知県民の森駐車場~大芝生広場~明治百年記念広場~シュートン沢分岐~北尾根東尾根分岐~上臈岩(ピストン)

 前回上臈岩から見た鳳来湖の景色が忘れられず再びここにやって来た。今回は県民の森駐車場から中の上臈までの最短コースでの往復にした。上臈岩は県民の森のエリア外になるが県民の森には過去に何十回も通い全てのハイキングコースは歩いている。だから今回は途中の過程よりも早く上臈岩に着くコースを選んだ。ただ今回は紅葉シーズンでもあり写真を撮るため何度も道草を食った。

 中の上臈では相変わらず多くの登山者が休憩していて自分の休憩場所を探すのが大変だった。そこで一番先端の一段低くなったところに降りた。ここは狭くて何人も居れるところではない。この時は誰も居なかったのでここでゆっくり昼食にした。眼下には鳳来湖、正面には奥三河を代表する明神山が見える。ここはまさに特等席だ。時々入れ替わり立ち代わり人が降りてくるので少し会話した。

 自分の携帯電話が鳴ったので見ると我が家のLINEグループで妻と息子夫婦が中華料理店の○○に行く約束をしている。自分も「○○かいいなー」と返信を入れたが、本当はここで食べるおにぎりの方が遥かに美味い。自分が今この素晴らしい空間の一部であることに最大の喜びを感じる。

          今回は紅葉の最盛期

          この景色が見たくて再びここに来た

 

2022年10月 猿投山628m

愛知の高尾山とも呼ばれる人気の山

第一駐車場~登山口(御門杉)~大岩展望台~東の宮~猿投山山頂~東の宮~大岩展望台~武田道分岐~林道出会い~登りルートに合流~第一駐車場

 今まで40年近く山を続けてきて猿投山には一度も登った事がなかった。以前から猿投山の存在は知っていたが余り気にはせず、東部の奥三河方面にばかり足を運んでいた。たまに遠出をするときには東海環状道を使い猿投山のすぐ横を通過していた。

 ところが偶然何かの情報で愛知県では最も登山者が多く愛知の高尾山と呼ばれているという事を知り急に興味が湧いてきた。そこでせっかくなら前の職場の山仲間を誘っていこうと計画したがなかなか休みが合わず、その前に妻と行くことになった。

 事前に地図を見てあれこれとコースを考えたが最初は一番メインの豊田市側からのコースにした。この山もコースが多く数回登った位では把握出来そうもない。

 登山当日は平日の8時頃第一駐車場に着いたが最後の一台がかろうじて空いていた。ここから登山口までの沢沿いの道は気持ちが良い。この道路脇にも何台も置けそうな駐車スペースがある。登山口付近で猿投山であそぼう会の人が詳しい地図をくれた。これは便利だ。やはりどこの山にもその山を愛する人はいる。

 途中の東屋で少し早いが休憩にした。何だかよく分からないが可愛い生き物の置物があったのでカメラに収めた。ここから少し登ると大岩展望台がありまた休憩することになった。このコースではここが一番展望が良い。やはり初めての山は新鮮味があっていい。東の宮の少し手前で登山道の脇に枯葉で作った作品があった。これを作った人はセンスがいい。

 山頂は予想通り多くの登山者で溢れかえっていた。展望が北側だけと言うのが少し残念な気はする。自分達がいる間にも頻繁に人が入れ替わっていた。誰が持ってきたのか山頂の木の幹に猿の縫いぐるみが捕まっている。東屋の置物といい枯葉の作品といいこの山に愛着を持っている人が多いのかもしれない。

 下山途中でも多くの登山者とすれ違った。この山はコースが多く途中幾つかの見どころもあり飽きることはない。贅沢を言えば山頂の展望がもう少し良ければと言う気もする。登山者が多いのは名古屋市から近い為かもしれない。いずれにせよこの山が人気の理由が分かった気がする。

                出典:猿投山であそぼう会作成の地図

登山者用第一駐車場  トロミル水車      お倉岩       登山口

     登山口近くの御門杉          東屋

 東屋にある置物       大岩展望台はこのコースで一番展望が良い

                        枯葉で作られた作品

                       東の宮

  カエル岩                猿投山山頂

山頂は北側の展望が良い

              下山後は猿投神社を参拝

 

 

2022年10月 富士宮口五合目~宝永山2693m

シーズンオフに富士登山の気分を味わう

富士宮口五合目~六合目~宝永第一火口~宝永山山頂(ピストン)

 今年の夏山も無事終了し場所によっては既に紅葉真っ只中という季節になった。年に何度か前の職場の仲間と山に登っているが、彼らはまだ富士山に登ったことが無い。そこで今回は富士登山の雰囲気を味わってもらおうと富士宮口五合目にやって来た。ここも既に先月閉山しマイカー規制も解除されたので車で入れる。週末ということもあり多くの車やバイクが停まっていた。自分もここに来るのは家族で富士山に登った時以来17年ぶりとなる。昔はここにレストハウスがあったが火事で焼失している。

 宝永山へのコースは六合目までは富士山の富士宮ルートと共通で2軒の山小屋の前を通り過ぎて直進する。少し歩くと目の前に巨大な宝永第一火口が見えて圧倒される。コースはこの火口の縁を降りていき、そこからなだらかな砂礫の道を登り返すがズルズルと足を取られて歩き辛い。歩幅を狭くしてゆっくり歩くしかない。これが山頂近くまで続く。

 稜線に上がれば道はなだらかになりすぐに山頂に着く。山頂は雲の中で時々雲の切れ間から下界の景色が現れた。山頂では大勢の登山者が休憩していた。ここから尾根ずたいにさらに上に登っていく人もいた。ここを登れば御殿場ルートに合流して富士山頂まで行ける。ちなみにそのコースは今上天皇が皇太子時代に登られたことからプリンスルートとも呼ばれている。

 宝永山は今まで富士山の一部で富士登山の通過点でしかないと考えていたが日帰り登山としてはここだけでも充分楽しめる。たまにはこういう登山もいい。

                    富士宮口五合目登山口

          正面に富士山頂が見える。

                   六合目宝永山荘と雲海荘

                     宝永第一火口

          火口の縁を登る             山頂からの展望

 山中湖が見える

 



 

2022年8月 新穂高温泉~笠ヶ岳2897m

天気が良ければ槍穂高の大展望の筈が

 今年はコロナ禍に入り3年目となった。これまで感染拡大と収束を繰り返してきたが毒性が弱まったこともあり、少しはコロナに対する恐怖心も薄らいだ。昨年あたりから殆んどの山小屋も感染対策をしながら営業している。そこで今年は久々に山小屋利用で夏山に挑むことにした。

 今年の夏山を選ぶにあたりやり残した山があった。5年前新穂高から鏡平経由で笠ヶ岳を目指したが、途中でミツバチの大群に襲われて頭部を何ヶ所も刺され急遽下山して病院に行ったことがある。それ以来笠ヶ岳には再挑戦していない。

 実は今回登頂すれば記念すべき登山となる。百名山はちょうど半分の50座目となり日本アルプス百名山は全て登った事になる。年齢的にも最後のチャンスかと前向きにとらえ思いきって挑戦することにした。

 笠ヶ岳を目指すには鏡平経由か笠新道を登るかどちらかになるが、はっきり言ってそのどちらも大変そうだ。鏡平経由は稜線に出てからのアップダウンが激しく、笠新道は標高差の大きい急登が続く。迷った末今回は笠新道を登るコースを選んだ。とりあえず稜線まで上がれば何とかなるだろうと賭けに出た。

             出典:昭文社 山と高原地図

1日目 新穂高温泉~わさび平小屋

 新穂高温泉には今まで何度も来ているが、いつも車が一杯で随分離れたところに置くことになる。そこで今回は下山後に宿泊する平湯温泉の宿に車を置かせてもらい、そこからバスで新穂高温泉に入った。

 新穂高温泉には昼過ぎに着いた。わさび平小屋までの林道は距離は短いが登りが続くので意外と疲れる。この林道を歩くのもこれで何回めだろう。明日登る笠新道の登山口を過ぎわさび平小屋に着いた。

 夕食までは外の空気を吸いながら写真を撮ったり他の登山者と話したりして過ごした。近くにいた女性登山者に明日笠新道を登ることを話したら「私も昔登ったけどもう二度と登りたくない」と言っていた。そんなにきついのか。少し不安がよぎる。

登山基地のわさび平小屋

わさび平小屋は水が豊富で便利だ

2日目 わさび平小屋~笠新道登山口~杓子平~笠新道分岐~笠ヶ岳山荘

 山小屋の朝は早い。自分もかなり早起きしたつもりだが既に多くの登山者は出発していた。自分が山小屋に泊まると大体こういうパターンになる。昨日歩いてきた林道を少し戻り笠新道の登山口に着く。ここで一旦ザックを降ろしストレッチを始める。ここから先は自分にとっては未知のコースだ。心のスイッチを切り替え登山を開始した。

 登り始めて直に対岸の槍穂高の展望が得られた。天気も良い。今回の目的の一つは朝と夕方山頂からの大パノラマをカメラに収めることだ。期待に心が弾む。

 杓子平まではつづら折れの急登がひたすら続く。笠新道は一部道が荒れているところがある。特にトラバース道で巨岩を乗り越える箇所は緊張する。岩が滑ったら谷側に滑落する。ここはロープが欲しいところだ。

 杓子平は広々として気持ちが良い。もしここに山小屋があれば笠ヶ岳登山も随分楽になるし安心して登れるのだが。ここまでで体力の八割がたを使い切り後は何度も休憩しながら稜線を目指す。天気も次第に怪しくなり稜線に出る頃には完全に雲の中に入ってしまった。

 笠新道分岐から小屋までも意外と長く感じた。途中から霧雨となり遂に雨具も出した。それでも風は弱いので救われた。小屋に着いた時には昨日の女性登山者の言葉を思い出した。小屋から山頂までは近い。この日山頂に行くかどうするか迷ったが明日の天気を期待してゆっくり休息した。

      笠新道の登山口

              笠新道の途中から撮影

           展望の良い杓子平、ここまでが長い

            笠新道分岐    笠ヶ岳山荘に到着

          テント場は遠い             小屋から山頂は近い

3日目 笠ヶ岳山荘~笠ヶ岳山頂~笠ヶ岳山荘~笠新道分岐~杓子平~笠新道登山口~新穂高温泉

 朝起きると他の登山者は雨具を着て出発準備をしていた。外に出てみると昨日よりも天気は悪い。雨に濡れて山頂から降りてきた人もいる。昨日山頂に行けばよかったと思っても後の祭りだ。ここまで来ていれば山頂に行かないという選択肢はない。前回の奥茶臼山登山を途中で断念しているので今回は意地でも登頂したかった。

 カメラを濡らしたくないのでスマホ一台をポケットに入れて出発。山頂は雲の中で視界はゼロ。とりあえず証拠写真だけは撮らねば。日本百名山の五十座目を達成し日本アルプス百名山は全て制覇した。百名山を目標にしている訳ではないが切りのいい数字で気持ちがいい。暫く感慨に耽った。

 小屋に戻ると殆んどの登山者は出発していた。自分もお世話になった山小屋との別れを惜しみつつ出発した。もうここに来ることはないだろう。後は無事に下山するのみ。「最後まで気を抜くな」「何事も九分九厘をもって半ばとする」などと自分に言い聞かせながら昨日登った長い道のりを下る。

 ところが下山途中に思わぬアクシデントがあった。登山道の端に足を置いた途端、土が抜け落ちて2m程滑落したが密生している笹に引っ掛かって止まった。雨で土が緩くなっていたのだ。幸いに大した怪我はせずに済んだ。

 気が付くと携帯電話のバッテリーが残り少なくなっていた。充電用のバッテリーパックも使い切っていた。登山用アプリを使っていたが緊急時の連絡用に備え下山まで電源を切ることにした。

 うんざりする程の長い下りの後やっと登山口まで降りた。下山途中殆んど登山者には会わなかったが林道に出ると鏡平方面から降りてくる登山者は大勢いた。

 結局天気に恵まれたのは登りの前半だけであった。山頂からの大パノラマをカメラに収めるという当初の目的は果たせなかったが、それでも登頂出来た歓びの方が遥かに大きい。このコースは誰でも簡単に登れるコースではない。この年になって良くやったと自分で自分を誉めてやりたい気分になった。

 新穂高温泉のバス停で帰りのバスを待っていると一昨日の女性登山者に会ったので「私も笠新道は二度と登りたくないです。」と言ってやった。

              山頂は雲の中で展望なし

    笠ヶ岳山荘の内部          抜戸岩、狭い岩の間を通る      

                              最後に雷鳥を見た

 

 この日は平湯温泉に宿泊して疲れを癒した。風呂に入り畳の上で大の字になると自分がもぬけの殻になった。全てが燃え尽きた感じがした。今日はもう何もしたくない。

 一夜明けて後は帰るだけとなり時間も充分あるので付近を散策した。近くの土産物店に入ると大層可愛らしい顔立ちをしたこけしを売っていた。急にある人のことが脳裏に浮かび会いたくなってきた。そうだ、これをお土産に買って帰ろう。

 

2022年7月 しらびそ峠~尾高山2212m~岩本山2269m

茶臼山目指すも途中で断念

 今年の夏山第一弾として南アルプスの奥茶臼山を選んだ。南アルプスと言っても主脈の赤石山脈の西側に連なる山並みの一角で以前テレビの山番組で紹介されたのを見て気になっていた。コースはしらびそ峠から稜線を縦走して往復する。距離は大夫長いが途中に避難小屋等はないので日帰りで登ることになる。

 今回の登山にあたりしらびそ高原にある宿泊施設「しらびそ高原天の川」に連泊して登山の前後は移動日に充てた。若い時なら夜行日帰りと言う方法もあるが今そんなことをしたら体を壊す。

1日目 兵越峠・下栗の里

 初日は自宅のある浜松市から国道152号線を北上し県境を越えて現地入りした。この道を走るのは何十年ぶりだろうか。途中県境の兵越峠と下栗の里に立ち寄った。

静岡・長野県境にある兵越峠、毎年ここで国盗り綱引き合戦が行われる。当時の武士達が見たら何を思うだろう。

天空の里と呼ばれる下栗の里、ここを見下ろすビューポイントがある。テレビやSNSで話題になった。

2日目 しらびそ峠登山口~尾高山~奥尾高山~岩本山~岩本山の次のピークを越えた附近で引き返す

 当日しらびそ峠から登山を開始する。グレートトラバースで有名になった田中陽希さんを真似て自分も登山の前後は山に挨拶をすることにした。標高は登山口がおおむね1800m奥茶臼山の山頂が2400m、アップダウンが多いので累積標高差は1200m位になる。しかも距離が長く帰りも同様にアップダウンを繰り返すので大変そうだ。今日は長い登山になりそうだ。

 コースはずっと気持ちの良い樹林帯の中を歩くので癒される。時々樹間から南アルプス方面の展望が得られる。途中振り返ると昨夜泊まった「しらびそ高原天の川」が見えた。

 前半は順調に歩を進めて居たが奥尾高山を過ぎた辺りからどうも体調が優れない。軽い頭痛と吐き気がする。熱中症か高山病だろうか。とりあえず様子を見ながら先に進んだが岩本山に着いた時点で午前中に奥茶臼山に着くことが危うくなった。今まで日帰り登山の場合は余裕をもって下山するため午前中に山頂に着くことを目標にしている。迷った末行ける所まで行き12時になった時点で引き返すことにした。

 その結果岩本山の次のピークを越え平坦地に出たところで調度時間となった。ここからだとあと40分位で着く筈だが自分の体調を考慮し残念だが引き返した。

 下山中も体調は優れず何度も休憩した。それでも写真だけはしっかり撮って記録に残すようにした。次また来るかどうか分からないからだ。何とか登山口にたどり着くと頭痛と吐き気は治まっていた。暫く高い山に登ってなかったから高山病だったのかもしれない。

 ところで下山途中に岩本山付近で登ってくる中高年の登山者グループに会ったが、多分彼らの下山は日没ギリギリだろう。自分はそこまで無理せず正解だったと思う。たまにはこういう登山もある。

                    しらびそ峠の登山口

                    しらびそ高原を振り返る

          気持ちの良い樹林に囲まれた登山道が続く

                      尾高山山頂

                     岩本山の山頂

                    尾高山の東側、南アルプスの展望が良い

                緑の絨毯が続く

  下山後しらびそ高原からの展望

しらびそ高原

 翌日も良く晴れた。さすがに昨夜はエアコン無しでも快適に過ごせた。下に降りたら暑いだろうな。

            翌朝、しらびそ高原からの展望

              宿泊したしらびそ高原天の川(旧ハイランドしらびそ

 

2022年6月 愛知県民の森~上臈岩

鳳来湖を見下ろす断崖絶壁の岩

愛知県民の森駐車場~運動広場~東尾根展望台~北尾根東尾根分岐~上臈岩~北尾根東尾根分岐~シュートン沢分岐~明治百年記念広場~愛知県民の森駐車場

 奥三河の宇連ダムから湖畔の道をさらに奥に向かって走ると対岸に切り立った迫力のある岩が見えてくる。これが上臈岩と呼ばれる岩でなんとこの岩の上に立ち鳳来湖を見下ろすことが出来る。今まで奥三河には何度も通い続けてきたが、この上臈岩に立てるという事は最近になって知った。

 上臈岩へ行くには愛知県民の森から入ることになるが、まずは北尾根と東尾根の分岐点を目指す。ここまではどのコースを使っても良いが今回は中尾根から入り帰りはシュートン沢を下ることにした。この分岐点から尾根を北方向に進み更に途中の尾根の分岐を右に曲がる。少しずつ高度を下げ展望の良い馬の背を過ぎると尾根の先端に着く。ここが上臈岩で地形図で見ると尾根の先端が蟹のハサミの様に二股に分かれている。どちらも展望の良い岩場だが北側の中の上臈の方が広くて見晴らしもよく休憩には適している。

 中の上臈では大勢の登山者が休憩していた。その中の一人の若者は自分は山はやっていないがSNSでここを知り登ってきたと言っていた。ここに来る途中でも多くの若者とすれ違っている。昔はそれ程知られてなかったと思われるが、近年はSNSを中心に情報が広がり有名になったようだ。

 確かにここからの眺望は絶品に値する。奥三河では間違いなく一番だ。多分自分が今まで見た景色の中でも三本の指に入ると思う。順番は分からないが。ここに来るのも今回だけでは終わらず今後も二度三度と足を運ぶだろう。妻や山の好きな友人などにも是非この景色を見せてあげたい。今回は有意義な発見をし次回に続く登山となった。

                              中尾根の取り付き

                    東尾根展望台    宇連山が見える

北尾根と東尾根の分岐点

親切な案内図が多い           展望の良い馬の背

                    上臈岩からの展望

湖の形が猫の顔に見える                 遠くに宇連ダムが見える

 

2021年7月~2023年4月 乳岩・しゃくなげ遊歩道・おむすび岩

乳岩川の清流と岩場のスリル、鳳来湖の展望を楽しむ

 この数年間乳岩や鳳来湖周辺に何度か足を運ぶことが多かったのでまとめて紹介したい。乳岩狭から明神山へのコースは若いころから何度も歩いていたが途中の乳岩には余り立ち寄ったことは無かった。しゃくなげ遊歩道についても随分前に一度だけ歩いたことはある。おむすび岩は他の人の記事を読んでいる時に偶然発見し近いので合わせて行ってみることにした。

2021年7月 三河川合駅駐車場~乳岩狭入口~乳岩明神山分岐~乳岩周遊(ピストン)

 真夏に近場で涼しさを体感できるところはないかと考えた結果、乳岩川の清流を求めてやった来た。乳岩だけでは物足りないかと思ったが手前の三河川合駅に車を置いたので暑さ凌ぎに歩く程度なら丁度いい。(小滝橋駐車場は休日はすぐに満車になるのでその場合は鳳来東小学校か三河川合駅に置くことになる。)

          トトロの置物    乳岩狭入口

夏は家族連れが多い

鳳来湖と乳岩の分岐           急な鉄階段が続く

乳岩の通天門

2022年3月 小滝橋駐車場~乳岩狭入口~乳岩明神山分岐~しゃくなげ遊歩道~おむすび岩分岐~おむすび岩~おむすび岩分岐~しゃくなげ遊歩道登山口~小滝駐車場

 このコースは二十代の頃に一度だけ歩いたことがあるが、今回はおむすび岩へも立ち寄り周回で昔の記憶を辿りながら歩くことにした。

 乳岩狭と鳳来湖を繋ぐコースはしゃくなげ遊歩道と呼ばれているが、遊歩道という言葉のイメージからは程遠く一般的な登山道と考えた方が良い。おむすび岩は当初おむすびの形をした岩があるのかと思ったが、実際はそこから見える正面の山がおむすびに似ていることからその名が着いたようだ。

 今回おむすび岩で会った若者グループはそこから直接尾根を下って車道に降りたが、自分としては一般道ならともかく知らない尾根を下りに使うのは不安があったので、今回はまともな道で降り次回下から登ってみることにした。

          小滝橋駐車場     乳岩川の清流

                       三差路、ここからも明神山に行ける

     おむすび岩への分岐

  正面の山がおむすびに見える

                    鳳来湖側の登山口

2022年4月 駐車スペース(小滝橋の先)~おむすび岩登山口~トトロ岩~おむすび岩~おむすび岩分岐~しゃくなげ遊歩道登山口~駐車スペース

 前回の登山で下山後に直接おむすび岩に登る登山口を発見したので今回はそこから登ってみた。このコースはロープの掛かった急登や岩場も多く、やはり最初から下りで使うのは苦労すると思う。途中にトトロ岩というのがあるがこれも隣の岩がトトロに見えないこともない。

 今回は直接おむすび岩に登るコースを確認するのが目的だったので下山は前回同様しゃくなげ遊歩道に出て鳳来湖に下った。

          おむすび岩登山口  ロープのある急坂が続く

          隣の岩がトトロに見える

展望の良い岩尾根            再びおむすび岩

2022年5月 小滝橋駐車場~おむすび岩登山口~トトロ岩~おむすび岩~おむすび岩分岐~しゃくなげ遊歩道~乳岩周遊~乳岩明神山分岐~乳岩狭入口~小滝橋駐車場

 しゃくなげの時期でもあるので妻を誘い前回のおむすび岩登山口から入山し乳岩狭に降りる周回コースで歩いた。おむすび岩周辺もしゃくなげの木は多い。毎回そうだが乳岩狭附近は人が多いが鳳来湖側では余り登山者を見かけない。余り知られていないのだろうか。

                    序盤は急な登りが続く

鳳来湖を見下ろす            しゃくなげが最盛期

急な鉄階段が多い                      鍾乳洞

2023年4月 宇連ダム駐車場~しゃくなげ遊歩道登山口~おむすび岩分岐~おむすび岩(ピストン)

 年に何度か前の職場の仲間と山に登っているが、今回おむすび岩からの展望を見せてあげたいと思いここにやって来た。まだしゃくなげの時期では無かったが代わりにミツバツツジが満開で出迎えてくれた。

          鳳来湖側の登山口          ミツバツツジの咲く時期

          宇連ダムが見える            そそり立つ巨岩