スーさんの山ある記

自身の山歩き人生を顧みる

2023年5月 妙義山(相馬岳)1104m

屏風の様に立ちはだかる岩壁

 妙義山群馬県の西部に位置する山塊の総称で中木川を挟んで東側を表妙義、西側を裏妙義と呼んでいるが一般的に妙義山と言うと表妙義のみを指すことも多い。また表妙義は白雲山、金洞山、金鶏山の三つに分けられる。

 以前テレビの山番組グレートトラバースで田中陽希さんが挑戦しているのを見て自分には到底無理だろうと考えていた。ところが詳しく調べるうちに表妙義の最高峰相馬岳にはさほど危険個所を通らず最短で登れるルートがあることを知り、これはぜひ行ってみる価値があると考えた。

 そこでどうせ行くのなら登るだけではなく写真も撮りたいので何日か滞在してゆっくり楽しむことにした。

出典:昭文社山と高原地図」      道の駅みょうぎから見る妙義山(白雲山)

          ふるさと美術館から見る妙義山(白雲山)

           妙義グリーンホテルから見る表妙義全景

1日目 道路脇の駐車スペース~金鶏橋(登山口)~中間道分岐~タルワキ沢出会~タルワキ沢のコル(主稜線分岐)~相馬岳 (ピストン)

 このコースは金鶏橋登山口から中間道、タルワキ沢コースを経て相馬岳の山頂に至るもので相馬岳のみを目指すなら最短コースになる。近くに整備された駐車場はないので空き地か道路脇の駐車スペースに置いた。コースは全体的に歩きやすいがタルワキ沢の途中に鎖場が2ヶ所ほどある。また上部の稜線直下は急坂で滑りやすい。山頂は金洞山と浅間山方面の展望が良い。今回はツツジなどの花が最盛期で新緑の緑や空の青色との対比が美しく緊張感を和らげてくれた。

          道路脇の駐車スペース  金鶏橋登山口

                  中間道との分岐、東屋がある

               タルワキ沢の登山道      タルワキ沢の上部

            タルワキ沢のコル、ツツジが美しい

              白雲山最高峰の相馬岳

   山頂からの展望、正面は金洞山    浅間山も見える

2日目 道の駅みょうぎ駐車場~妙義神社入口~白雲山登山口~大の字~奥の院~第一見晴~妙義神社入口~道の駅みょうぎ駐車場 (周回コース)

 今回の登山にあたり上手くすれば白雲山の縦走も出来るかもしれないと考え、他の人の記事や動画を見たりしたが最後まで決心がつかなかった。とりあえず昨日相馬岳には登ったので本日は下見のつもりで大の字奥の院を巡る周回コースにした。奥の院で会った若者グループは何度も来ているらしく話を聞くとビビリ岩が一番の難所のようだ。奥の院の鎖場は実際に見たが同程度の鎖場を過去に登った事がある。大のぞきの鎖場も距離は長いが下りなので体力的には心配なさそうだ。

 今回の下見でおそらく自分にもできそうな気がしてきた。次いつ来るかまだ決めてないが次回は白雲山の縦走に挑戦しよう。今回は大の字第一見晴でゆっくり展望を楽しんだ。

           妙義神社入口

仁王像の立つ総門             漆塗りの社殿    白雲山登山口

    大の字までは急登が続く               展望の良い大の字

               大の字からの展望

             奥の院     奥の院横の鎖場

           大の字が見える

     第一見晴からの展望            妙義神社に戻る

2日目 中之嶽神社駐車場~石門入口~第一石門~第二石門~第三石門~石門広場~見晴台~中之嶽神社~大黒神社~中之嶽神社駐車場 (周回コース)

 午前中大の字と奥の院を周回した後時間もあったので、午後から石門の周回コースを歩いた。色々な形の岩があり目を楽しませてくれる。短時間で回れる手軽なコースだが途中鎖場もあるので全くの登山初心者は緊張するかもしれない。後で思ったがもう少し足を延ばして大砲岩や天狗の評定なども近くで見ればよかった。この日は休日でもあり観光客や神社の参拝者も多かった。

          中之嶽神社駐車場から見る妙義山(金洞山)

  石門入口                第一石門     かにの横ばい

  第二石門     第四石門     中之嶽神社への階段   大黒神

                  シンボルの巨大な金の大黒様

 

 実は今回の滞在中に咳が出始めて登山の翌日急に喉が腫れて高熱が出た。急遽現地の病院でコロナの検査をしたが陰性だった。この日は一日休養したが翌日も熱は下がらず一人で車を運転して帰った。なんと登山よりもこの方がきつかった。

 

2023年4月 南西尾根~明神山1016m

南西尾根を先端から登り直登尾根を下山する周回コース

 これまで明神山を南西側から登るコースは幾度か歩いてきたが、南西尾根に関しては途中の706mピークに直接上がるコースを使っていた。この南西尾根を先端から登ってみたいと以前から考えていて、この付近を通るたびに取り付き口を探していたがそれらしいものは見つからなかった。そこでネットで他の人の登山記録を調べたところ該当する記事が見つかったので、それを参考に早速足を運んでみた。

 車は栃木沢と砥沢の合流地点の付近にある道路脇の空きスペースに置いた。取り付き口はほぼ尾根の先端部分にあるが赤テープ等の目印は無く今まで気付かなかった。尾根を寸断して道路が作られているので滑りやすい急斜面になっているがここを登ってしまえば道も分かりやすくなる。

 標高400m付近に展望の良い岩場が有り鳳来湖を見下ろすことが出来る。最初の休憩場所にちょうど良い。標高620m付近まで登ると傾斜が緩やかになり北西側からの道と合流する。只この道は以前歩いたことがあるが大夫荒れていて取り付き口も分かり辛い。この先はなだらかな尾根道となりじきに706mピークに着く。ここも展望の良い場所で西峰が良く見える。ここからは歩き慣れた道で西峰と本峰の急登を登ればいつもの山頂に着く。

 今日も天気が良い。ここから見る景色も昔と変わらない。この5年間、明神山をはじめ奥三河の山々を集中的に開拓してきて、それなりの成果を得られた気がする。そしてそれらをこのブログに書いてきたつもりだ。自分の中では奥三河はもうそろそろいいかなと言う気がしてきた。決して山をやめるつもりはないが、まだ次の目標は決まっていない。とりあえず気分転換に妻を誘い旅行を兼ねて山に行こうと思う。自分は山をやめたら他に趣味が無い。 

                   道路脇の駐車スペース   砥沢の清流

          南西尾根の取り付き口         鳳来湖を見下ろす岩場

                           分岐点になる706mピーク

 西峰が見える

                山頂からの展望

                         しゃくなげが美しい

            下山は岩場の多い直登尾根を下る

 

2023年4月 門谷~高徳不動~鳳来寺山695m

江戸時代に歩かれた道を使う、下山は石段を下る

門谷駐車場~木戸跡手前T字路~登山口~高徳不動~玖老勢への分岐~山頂~本堂~石段下~門谷駐車場(周回コース)

 玖老勢から利修仙人護摩所と高徳不動を経て門谷に至る道は江戸時代に鳳来寺を参拝する人が使っていた。今なら車で10分程度で行けるが当時は一山超えて歩くので数時間は掛かっただろう。門谷の木戸跡にある立て看板の説明を読むと当時の門前町の様子が目に浮かぶ。この時代の人たちにとって神社仏閣を参拝するのは現代の旅行などの娯楽と同じ意味合いかもしれない。

 今回のコースはその江戸時代に歩かれた道を途中まで利用して山頂を目指すもので下山は表参道の石段を下る。以前にもこのブログで同じコースを紹介しているが、ここを歩くのは今回で3度目になる。今回は妻と鳳来寺山へ行くことになったため、どうせなら自分が発見したこのコースを教えてやろうと思いここに来た。

 コースは表参道の木戸跡手前を左に曲がる。すぐに橋を渡り林道を1km程歩き左の小さな沢を渡って登山道に入る。10分程歩くと突然赤い鳥居が現れ何かが祀られている。これが高徳不動で立て看板に説明が書かれている。ここから少し急坂を登ると尾根に出て玖老勢からの道と合流する。ここからは尾根歩きとなり途中アップダウンもある。

 標高480m付近に急な岩場が有るが鎖が無い為這い上がる様にして登る。岩の上に上がれば展望が良い。只ここを始めて来て下りで使うと目印もないので何処を降りて良いか戸惑うかもしれない。

 標高600m付近でロープの張られた足場の悪い道をトラバース気味に登り左からの尾根に上がる。あとは滑りやすい斜面を50m程登ると瑠璃山のすぐ近くの主稜線に出る。いきなり茂みの中から出てくるので人が見ていたら驚くだろう。

 ここまでくれば緊張からも解放され瑠璃山で展望を楽しみながら昼食にした。ここまでは誰にも会わなかったが一般道に出た途端人が多くて驚く。愛知では鳳来寺山と並んで明神山、本宮山なども登山者がかなり多いがメインのコース以外では全く人に会わないことも多い。自分がこのブログを書く理由の一つにはこの様な余り知られていないコースを紹介して少しでも参考にしてもらえばと言う気持ちもある。

                      門谷の駐車場    参道入り口

            参道を進み木戸跡手前を左に入る

          しばらく林道を歩く           登山口、左の沢渉る

  高徳不動                        尾根に上がった所

           巨岩を這い上がる、上がれば展望が良い

     巨岩の下を通過する

     瑠璃山からの展望

               下山は表参道を下る

                               石段の登り口

2022年11月 愛知県民の森~上臈岩2

季節を変え再び上臈岩へ

愛知県民の森駐車場~大芝生広場~明治百年記念広場~シュートン沢分岐~北尾根東尾根分岐~上臈岩(ピストン)

 前回上臈岩から見た鳳来湖の景色が忘れられず再びここにやって来た。今回は県民の森駐車場から中の上臈までの最短コースでの往復にした。上臈岩は県民の森のエリア外になるが県民の森には過去に何十回も通い全てのハイキングコースは歩いている。だから今回は途中の過程よりも早く上臈岩に着くコースを選んだ。ただ今回は紅葉シーズンでもあり写真を撮るため何度も道草を食った。

 中の上臈では相変わらず多くの登山者が休憩していて自分の休憩場所を探すのが大変だった。そこで一番先端の一段低くなったところに降りた。ここは狭くて何人も居れるところではない。この時は誰も居なかったのでここでゆっくり昼食にした。眼下には鳳来湖、正面には奥三河を代表する明神山が見える。ここはまさに特等席だ。時々入れ替わり立ち代わり人が降りてくるので少し会話した。

 自分の携帯電話が鳴ったので見ると我が家のLINEグループで妻と息子夫婦が中華料理店の○○に行く約束をしている。自分も「○○かいいなー」と返信を入れたが、本当はここで食べるおにぎりの方が遥かに美味い。自分が今この素晴らしい空間の一部であることに最大の喜びを感じる。

          今回は紅葉の最盛期

          この景色が見たくて再びここに来た

 

2022年11月 栃木沢~明神山1016m

栃木沢から入山し乳岩狭コースと合流、中道を下山する

 過去の記事にも記載したが5年前に長年勤めた会社を定年退職してから頻繁に奥三河の山に足を運ぶようになった。一時は取り憑かれたように毎週通い詰めたが、その原動力は自分でもよく分からなかった。

 とにかく自分がまだ歩いたことの無いコースを開拓することが快感になっていた。最初の頃は登山用アプリを使っていなかったので、山中ではスマホで現在地を確認しながら紙の地形図に書き込むことを繰り返した。また要所要所で写真を撮るため大変な作業だった。

 問題はそれらのメモや写真をどうするか色々と考えた結果、たどり着いた答えがこのブログだった。最初は本にすることも考えたがそれには莫大な時間と労力を要する。ブログならゼロからスタートして一つ一つ記事を追加すればいい。そこでどうせなら山を始めた20代の登山記録から記事にしようと考え長い道のりがスタートした。

 今回の記事は明神山を栃木沢から入り乳岩狭からのコースに合流するルートを探すためやって来たが、登山口で偶然常連の登山者の方に会い教えて頂くことになった。また下山は30年ぶりに中道のコースを使ったが、かなり荒れていて沢を越える箇所は完全に道が消えていた。利用される方は注意してほしい。 

                   栃木沢コースの入口 岩を登る常連の登山者

懐かしい乳岩狭コースに合流

このコースは鎖や梯子が多い

馬の背からの展望

                    中道コース入口の案内板はあるが要注意

                    下山途中に西峰が見える

         栃木沢に戻る     帰りは駐車場にストックを忘れた

2022年10月 猿投山628m

愛知の高尾山とも呼ばれる人気の山

第一駐車場~登山口(御門杉)~大岩展望台~東の宮~猿投山山頂~東の宮~大岩展望台~武田道分岐~林道出会い~登りルートに合流~第一駐車場

 今まで40年近く山を続けてきて猿投山には一度も登った事がなかった。以前から猿投山の存在は知っていたが余り気にはせず、東部の奥三河方面にばかり足を運んでいた。たまに遠出をするときには東海環状道を使い猿投山のすぐ横を通過していた。

 ところが偶然何かの情報で愛知県では最も登山者が多く愛知の高尾山と呼ばれているという事を知り急に興味が湧いてきた。そこでせっかくなら前の職場の山仲間を誘っていこうと計画したがなかなか休みが合わず、その前に妻と行くことになった。

 事前に地図を見てあれこれとコースを考えたが最初は一番メインの豊田市側からのコースにした。この山もコースが多く数回登った位では把握出来そうもない。

 登山当日は平日の8時頃第一駐車場に着いたが最後の一台がかろうじて空いていた。ここから登山口までの沢沿いの道は気持ちが良い。この道路脇にも何台も置けそうな駐車スペースがある。登山口付近で猿投山であそぼう会の人が詳しい地図をくれた。これは便利だ。やはりどこの山にもその山を愛する人はいる。

 途中の東屋で少し早いが休憩にした。何だかよく分からないが可愛い生き物の置物があったのでカメラに収めた。ここから少し登ると大岩展望台がありまた休憩することになった。このコースではここが一番展望が良い。やはり初めての山は新鮮味があっていい。東の宮の少し手前で登山道の脇に枯葉で作った作品があった。これを作った人はセンスがいい。

 山頂は予想通り多くの登山者で溢れかえっていた。展望が北側だけと言うのが少し残念な気はする。自分達がいる間にも頻繁に人が入れ替わっていた。誰が持ってきたのか山頂の木の幹に猿の縫いぐるみが捕まっている。東屋の置物といい枯葉の作品といいこの山に愛着を持っている人が多いのかもしれない。

 下山途中でも多くの登山者とすれ違った。この山はコースが多く途中幾つかの見どころもあり飽きることはない。贅沢を言えば山頂の展望がもう少し良ければと言う気もする。登山者が多いのは名古屋市から近い為かもしれない。いずれにせよこの山が人気の理由が分かった気がする。

                出典:猿投山であそぼう会作成の地図

登山者用第一駐車場  トロミル水車      お倉岩       登山口

     登山口近くの御門杉          東屋

 東屋にある置物       大岩展望台はこのコースで一番展望が良い

                        枯葉で作られた作品

                       東の宮

  カエル岩                猿投山山頂

山頂は北側の展望が良い

              下山後は猿投神社を参拝

 

 

2022年10月 富士宮口五合目~宝永山2693m

シーズンオフに富士登山の気分を味わう

富士宮口五合目~六合目~宝永第一火口~宝永山山頂(ピストン)

 今年の夏山も無事終了し場所によっては既に紅葉真っ只中という季節になった。年に何度か前の職場の仲間と山に登っているが、彼らはまだ富士山に登ったことが無い。そこで今回は富士登山の雰囲気を味わってもらおうと富士宮口五合目にやって来た。ここも既に先月閉山しマイカー規制も解除されたので車で入れる。週末ということもあり多くの車やバイクが停まっていた。自分もここに来るのは家族で富士山に登った時以来17年ぶりとなる。昔はここにレストハウスがあったが火事で焼失している。

 宝永山へのコースは六合目までは富士山の富士宮ルートと共通で2軒の山小屋の前を通り過ぎて直進する。少し歩くと目の前に巨大な宝永第一火口が見えて圧倒される。コースはこの火口の縁を降りていき、そこからなだらかな砂礫の道を登り返すがズルズルと足を取られて歩き辛い。歩幅を狭くしてゆっくり歩くしかない。これが山頂近くまで続く。

 稜線に上がれば道はなだらかになりすぐに山頂に着く。山頂は雲の中で時々雲の切れ間から下界の景色が現れた。山頂では大勢の登山者が休憩していた。ここから尾根ずたいにさらに上に登っていく人もいた。ここを登れば御殿場ルートに合流して富士山頂まで行ける。ちなみにそのコースは今上天皇が皇太子時代に登られたことからプリンスルートとも呼ばれている。

 宝永山は今まで富士山の一部で富士登山の通過点でしかないと考えていたが日帰り登山としてはここだけでも充分楽しめる。たまにはこういう登山もいい。

                    富士宮口五合目登山口

          正面に富士山頂が見える。

                   六合目宝永山荘と雲海荘

                     宝永第一火口

          火口の縁を登る             山頂からの展望

 山中湖が見える