名前が面白い北遠の秘境の山
地図を見て次はどの山に行こうかと考えていたとき、名前の面白いこの山が目にとまったのが、黒法師岳に登りたいと思ったきっかけである。当時は情報を得る手段はガイドブックしかなく、又自身の所属するサークルにも記録がない。そこでサークル仲間で藪山好きのSさんを誘い事前に登山口とコースを下見することから始めた。
本番当日もSさんと2名での登山となった。コースは水窪側の等高尾根を登る。前半は深い笹の藪が続くが、以前登った京丸山よりはましな気がする。主稜線に出てからは膝丈位の笹原で木が少なく展望は良い。山頂手前にガレ場が有りその縁を登りきると山頂に着く。山頂は木が生い茂り展望はない。現在は木が枯れ以前よりも明るくなったようだ。下山は来た道を戻る。
一つの山に登ると次々に別の山にも登りたくなり、この登山がその後この山域を歩き回るきっかけになった。