写真を撮りたくて冬の燕岳に登った
1日目 有明山神社付近のゲート~中房温泉~合戦小屋~燕山荘
2日目 燕山荘~合戦小屋~中房温泉~有明山神社付近のゲート
初めて一眼レフカメラを購入したら無性に綺麗な冬山の写真が撮りたくなり、冬山初心者でも行けそうな山ということで、この山を選んだ。前回秋に登っているので特にコースは心配無かった。ただ冬季は車が中房温泉まで入れず余分に車道を2時間程歩いてから山に登るので結構大変だった。途中猿の大群が道路を横断していたので渡り終わるまで待った。登山道に入ってからはさすがに雪が多かった。昨年の鳳凰三山では雪が殆どなく年によって随分違うものだと思った。稜線に出るとかなり風が強くすぐに小屋に入り、その日は外には出なかった。
翌朝は早めに起きカメラを持って小屋の裏手に上がったが、既に多くの登山者が三脚を立てて待ち構えていた。小屋に泊まった殆どの登山者は写真目的だったようだ。自分は三脚を持ってなかったので歩き回りながら御来光を待った。日が出ると秒単位で山肌の色が変わっていく。自分は写真は初心者だが必死でシャッターを押した。(当時はフィルムカメラなので、写真のネガは全てパソコンにスキャンして保存してある。)写真を撮り終えると小屋に戻り下山の準備をした。山頂は前回登っているので省略した。麓の中房温泉で風呂に入り、後はひたすら長い道路を歩いて車に戻った。この登山をきっかけにその後の山の登り方が少し変わった様な気がする。