鈴鹿山脈で最もアルペン的な風貌の山
宮妻狭駐車場~カズラ谷登山口~雲母峡分岐~岳峠~山頂(ピストン)
長年山をやっていたが鈴鹿山脈の山に登るのはこの時が初めてだった。自宅の有る静岡県西部からだと日帰りで行くには少し遠いし、かと言って泊りで行くほどでもない中途半端な距離にある。とはいえ殆ど高速道路で行けるので、なまじ県内の深南部の様にひたすら山道を走るよりは楽かもしれない。鈴鹿で最初にこの山を選んだのは遠くから見たときに鋭く尖った山容が気に入ったからだ。
今回は早朝出発することにした。独身の頃に深南部の山に登る時は3時4時に出るのは当たり前だったが近くの山に慣れてくると5時頃でもきつく感じる。高速道路の途中で2回程休憩を取ってから四日市ICで降りた。登山口手前の宮妻狭の駐車場に着いた時に左の前輪がパンクしていることに気付いたが、山が遅くなっても行けないので戻って来てから修理することにした。
登山口で林道と別れて沢沿いの登山道に入った。雲母峡分岐と岳峠を経て山頂に着くが中腹から稜線にかけては紅葉が最盛期だった。山頂では地元の若者のグループがいたので自分が初めて鈴鹿に来たことを話して他に鈴鹿でお勧めの山はないか情報を聞いた。この数年前位から山ガールと言う言葉をよく聞くようになり、この頃から若者の登山者が増えた気がする。
最初の予定では帰りは鎌尾根から水沢峠経由で降りるつもりだったが、登りに意外と時間が掛かりパンクの修理も有るのでピストンで戻ることにした。それでも充分に山を堪能し充実した登山となった。
ところでパンクの修理はタイヤ交換ではなく補修用キットで薬剤を注入する方法だ。初めてなので説明書を真剣に読みながら行ったが我ながら完璧にできた。携帯電話が使える所まで行ってから友人の車屋さんにタイヤの手配を頼んだ。後日タイヤを見てもらったが結局交換せずにそのまま使えることになった。
カズラ谷ルートの登山口
中腹は紅葉の最盛期だった
雲母峡分岐 岳峠付近から山頂を見上げる
起伏の激しい鎌尾根
遠くに御在所岳を望む 鎌ヶ岳山頂
武平峠を見下ろす