スーさんの山ある記

自身の山歩き人生を顧みる

2016年10月 入笠山1955m、釜無山2116m、大阿原湿原、茅ヶ岳1704m

今回も雨で計画変更

 前回に続き今回も甲斐駒ヶ岳に登る計画を立てていたが、またまた天気が振るわず中止するのももったいないので、旅行気分で泊まれるところを選んだ。マナスル山荘は山小屋といっても車横付けで泊まれるので雨でも対応しやすい。ここは登山者よりも天体ファンの人が大勢集まるようで建物内には星の写真が沢山あり、小屋の主人が夜外で星の説明をしてくれた。山荘の外は静寂な闇でシカの声が響き渡っていた。

1日目 マナスル山荘~入笠山~マナスル山荘

 山荘からわずか30分位で登ってしまうので物足りないが少しでも山の気分に浸りたくて登った。今回は霧に包まれて展望は殆ど無し。以前テレビ番組で特集していたが冬の天気の良い日に雪遊びで登るにはいい山のようだ。

            入笠山山頂、今回は展望得られず

2日目 釜無山登山口~釜無山山頂~林道に降りる~釜無山登山口

    大阿原湿原周回

 地図を見ていたら釜無山に登れそうだったので行ってみた。登山道は途中から笹の藪漕ぎで苦労した。地図と実際の地形を見比べて山頂らしき所に着いたが山頂の看板は無く引き返した。確か途中から林道に降りて車に戻ったと思う。

 車で戻る途中近くに湿原があり一周歩いてみた。訪れる人も少なく静寂で癒されるところだ。

        宿泊したマナスル山荘

      玄関横に宇宙人の置物がある

              静寂な気持ちの良い湿原

3日目 登山口~深田記念公園~峠に上がる~茅ヶ岳山頂~深田久弥終焉の地~登山口

 釜無山と大阿原湿原を歩いた後茅ヶ岳山麓にある宿に移動した。翌日はそのまま帰る予定だったがやっと天気も回復の兆しが見えたので急遽予定変更し茅ヶ岳に登ってから帰ることにした。そこで濡れている装備を宿の外で乾かし食料を買い出しに行った。

 この山は中央道を東京方面から来ると八ヶ岳と間違える人が多くニセ八ッとも言われている。また作家で日本百名山の著者深田久弥氏が亡くなった場所であることを今回登って初めて知った。

 コースはしばらくは林道歩きで途中から峠に上がり尾根を直登したが、この日はかなり蒸し暑かった。山頂からは富士山、南アルプス八ヶ岳などが真近に見え展望台の様な山だ。おそらく四季を通じて楽しめる山だろう。今回は予定外であったが登ってみて良かった。帰りは少し遅くなるが仕方がない。こういう登山もある。

                             深田記念公園

    八ヶ岳

    富士山                        金峰山

                              甲斐駒ヶ岳