3座を巡る代表的なコース
槍・穂高と言えば多くの登山者にとっては憧れの山だと思う。自分と妻も槍と北穂は登っているが、奥穂から前穂に至るコースはまだ歩いていなかった。山も大夫永くやっているのでそろそろ行ってみようかと言う気分だった。今回のコースはガイドブックなどでも紹介されている定番のコースだが、せっかくなので涸沢岳も合わせて登ることにした。逆回りも考えられるが岳沢からの登りがきついのと、他の登山者とのすれ違いが増えるので時間が掛かりそうだ。
1日目 上高地~明神~徳澤~横尾山荘
初日は上高地に到着後、横尾まで歩くだけだがこの林道歩きの3時間が何度来ても飽きる。到着後は明日からの行程に備えてゆっくり休んだ。ここは食事もおいしいし風呂に入れるのが有り難い。
明神館 徳澤キャンプ場 徳澤園
横尾山荘
2日目 横尾山荘~涸沢~穂高岳山荘~涸沢岳~穂高岳山荘
2日目は山荘前の吊り橋を渡り3時間かけて涸沢に到着、テレビの山番組や山岳雑誌で見る憧れの景色に出会う。23年前の北穂以来2度目の涸沢だが前回より天気はいい。涸沢ヒュッテでのんびりした後稜線の小屋を目指した。小屋に到着後は昼食を取り涸沢岳を往復した。山頂はガスに包まれ登ってくる人も居なかった。
明神岳に朝日があたる 本谷橋
涸沢が近づいてきた
涸沢ヒュッテにて 涸沢のテント場
涸沢からの登り
3日目 穂高岳山荘~奥穂高岳~前穂高岳~岳沢~上高地
3日目はいきなり小屋前から岩場の急登が始まる。山に慣れてない人は足がすくみそうだ。自分は子供の頃高所恐怖症だったが山を始めたら不思議なことに治った。きつくても登っていると槍の先端が見えてくるので気分は高揚する。
奥穂の山頂では暫く景色に見入った。奥穂から前穂へは快適な尾根歩きで最後のピーク前穂で景色を堪能した後、岳沢を目指して一気に下る。急な梯子や鎖が連続する斜面で、これを逆から登るのはかなりきつそうだ。
岳沢に着いた時には安心感で急に疲れが出た。ここから上高地までは今回の山旅の余韻に浸りながら歩いた。何か一つ大きな仕事をやり遂げた様な達成感を感じると共に次の山行へのエネルギーが充満してきた。
穂高岳山荘の夜明け
梯子と鎖が続く 槍が見えてきた
奥穂高岳山頂
ジャンダルム 前穂高岳の登り
前穂高岳山頂 急な下りが続く 岳沢 登山口に着いた