スーさんの山ある記

自身の山歩き人生を顧みる

1989年8月 槍ヶ岳3180m

多くの登山者の憧れの山に登る

1日目 上高地~徳澤~横尾~槍沢ロッジ

2日目 槍沢ロッジ~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳槍ヶ岳山荘

3日目 槍ヶ岳山荘~樅沢岳~双六小屋~鏡平山荘

4日目 鏡平山荘~わさび平小屋~新穂高温泉

 サークル仲間から今年の夏山に槍ヶ岳と白根三山の2本の計画が出た。自分は2年続けて1人で夏山を歩いているので、たまにはグループ登山もいいと思いまだ行ったことのない槍ヶ岳の計画に参加することにした。メンバーは(M、Y、Y、K)と自分の5名だ。槍ヶ岳はまだすぐに行かなくても良いと思っていたがチャンスが来た。

 コースは3泊4日で余裕のある日程だ。初日はコースタイムも短く標高差も少ないので問題ない。小屋に着いてからは腕相撲などで過ごした。2日目は槍沢の雪渓が歩きずらかったが、偶然知り合いで別の山岳グループの人達が降りてきて、4本爪アイゼンを人数分貸してくれた。小屋に着いて少し休憩してから山頂を目指した。山頂には他にも登山者がいたが自分達のグループがあまりに騒がしいので驚いただろう。3日目の朝メンバーのKが体調不良を訴えたのでしばらく様子を見た。当初の計画ではこの日はキレットを超えて北穂に行くつもりだったが諦めた。来た道を戻るのも味気ないので、私が提案した鏡平経由で新穂高に降りる案にした。Kはこの1年間殆ど山に登っておらずこの計画に参加した。(実はサークル内には低山を軽視して華やかな夏山だけを登る人も多かった。地道に低山から始めてきた自分とっては心外である。低山には低山の魅力があり低山から学ぶことも数多い。

 後半のコースも変化があり面白い。この頃は自分はまだ勉強不足で回りの景色を見ても山の名前が分からない。しかし北アルプスのスケールの大きさは十分に堪能できた。3日目の小屋では夕食後にスタッフが余興をやってくれて楽しく過ごした。最終日は後半林道歩きの後新穂高に降りた。今回当初の計画通りには歩けなかったが、臨機応変に対応してコース変更し、無事に下山できたことは大成功であり良い経験にもなった。

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槍沢の雪渓
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槍ヶ岳山頂(左)山頂から槍ヶ岳山荘を見下ろす(右)
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穂高連峰(左)槍の穂先(右)
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小屋付近から見た槍ヶ岳
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高山植物雷鳥(右)
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西鎌尾根から見た鷲羽岳
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西鎌尾根から見た双六岳
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鏡平と鏡池
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鏡池に映る槍穂高連峰