2005年8月　富士宮口五合目～富士山3776ｍ

家族で日本一の頂を目指す

１日目　富士宮口五合目～八合目小屋

２日目　八合目小屋～頂上浅間大社奥宮～八合目～富士宮口五合目

　富士山は自身にとっては２度目の登山となる。１回目は独身時代にサークルの仲間と登っている。只その時の写真が無いので紹介できないのが残念だ。前回は今でいう夜行日帰りの弾丸登山で登ったが、案の定山頂で頭痛に悩まされた。さすがに子連れではそんな無理は出来ず山小屋泊りでゆったりと登ることにした。

　朝自宅を出発し昼前に五合目に着いた。そこで昼食をとり暫く休憩してから登り始めた。五合目の食堂にもここで１時間以上休憩してから登る様にと書いてある。身体を高度に順応させるためだ。この日の予定は八合目の小屋だ。頑張ればもっと上まで行けるだろうが体の為にはこの位が調度いいだろう。途中なるべくこまめに休憩して八合目の小屋に着いた。ここで既に標高第２位の北岳よりも高い。夕食は具の無いカレーだけで他の山小屋とは違ってちょっと味気ない気がした。寝室は宿泊客が多く身動きが出来ない程だったが、多くの登山者は山頂でご来光を見る為夜中に出発したので、それからはゆったり眠れた。自分達は八合目の小屋前でご来光を見た。２日目は八合目から上が思ったよりも時間が掛かった。標高差で550ｍ程あるのでちょっとした地元の低山に登るくらいはある。九合五尺を過ぎたあたりから立ち止まって休憩する回数が増える。他の3000ｍ級の山に比べ空気の薄さを感じる。山頂はかなり風が強く冷たく感じた。下界の真冬と変わらない。剣ヶ峰の登頂は諦めた。記念写真を撮る時三脚が倒れそうで心配だった。寒くて余り永くは居れないので足早に下山開始した。下山は早くどんどん気温も上がる。途中の山小屋で御汁粉を食べて身体も暖まりホッとした。日本人なら一度は富士山にという言葉も有るが、これで子供達も友達に自慢できるだろう。家族で２回目来ることは無いだろうが自分はいつか別ルートで登ってみたい。