主役の赤岳に隠れて脇役的な山
1日目 観音平~青年小屋~権現小屋~権現岳~権現小屋
2日目 権現小屋~三ッ頭~金命水~観音平
これまで八ヶ岳には何度か足を運んでいたが、唯一この権現岳には登る機会が無く取り残していた。そこで今回は自身の中で最後の八ヶ岳にすべく計画した。
静岡県の自宅を早朝に出発し昼前に観音平に到着した。本来ならば夜行で現地入りし朝早くから登り始めるべきだが、この頃は仕事の帰りが遅く金曜日の夜から出るのはきつかった。それと手前の青年小屋に泊まっても翌日権現岳の山頂に立てるという考えもあった。
それでも予定通り権現小屋まで行きその日に山頂に立つことが出来た。天気は今一で視界が悪かったがとりあえず目標は達成できた。小屋もこじんまりとして宿泊客も十数人だったと思う。
翌日は三ッ頭経由の周回コースで観音平に戻った。三ッ頭の山頂ではガスも薄くなり多少の展望も得られた。樹林帯に入ってからはひっそりとした静かな森の中をひたすら歩き続けた。自分が自然の一部になっていくのを感じた。
このコースでは殆ど人に会わなかった。赤岳~硫黄岳などの人気コースと比べるとかなり登山者も少ないが、その分じっくりと山を味わうことが出来る。それとコース上の青年小屋と権現小屋の二件の山小屋は、どちらも管理人さんが感じのいい方で昔ながらの山小屋らしい雰囲気がする。今回は週末を利用した一泊二日の登山だったが機会が有ればここから赤岳方面への縦走も計画したい。
青年小屋から編笠山を見上げる
権現岳への登りと権現小屋
権現岳山頂、この日はかなり風が強かった
権現小屋の内部、昔ながらの山小屋らしい雰囲気がある
三ッ頭山頂、霧も少し晴れて赤岳方面の展望が得られた
静寂な森の中をひたすら下る
観音平に到着