スーさんの山ある記

自身の山歩き人生を顧みる

2022年1月~4月 三岳山467m・立須378m

遠州平野を一望する展望スポット

 この山は浜松市街からも近く手軽にハイキングを楽しみたい人には丁度いい。登山口のある三岳神社からは30分程で山頂に着く。只低山といえども滑りやすい急坂もあるのでしっかりとした靴を履いてほしい。山頂には戦国時代の名残の三岳城跡がある。山頂は平らで広く南側の展望が良い為遠州平野や太平洋を見渡すことが出来る。天気のいい日には寝転がってのんびりしたくなるところだ。小さい子供でも安心して遊ばせることが出来る。

 このコースでは物足りない人には引佐総合公園から蜜柑畑の道を通り兎荷山経由で登る方法もある。蜜柑の実る時期であれば空の青と蜜柑のオレンジ色が美しく目を楽しませてくれる。帰りは来た道を戻っても良いし車道を歩いて帰っても山里の景色に癒される。

 また高い所が苦手でなければ立須にも行ってみてほしい。立須にはいったん下山してから車道を歩いて移動するが三岳神社から30分程で行ける。ここは石灰岩の積み重なったピークで岩を掴んで這い上がる様にして登る。展望は360度で素晴らしくアルプスの稜線を想像させる。穏やかな里山の風景の中でここだけ別世界の様に思える。

 立須については以前中日新聞の記事で紹介されていたのを偶然見つけたのがきっかけで行ってみた。自分たちの住むすぐ近くにこんなに素晴らしい所があることに驚き感動した。 

引佐総合公園~兎荷山山頂~三岳山山頂~三岳神社~立須~引佐総合公園(周回コース)

                    引佐総合公園の駐車場

蜜柑畑の中を登る                      兎荷山の山頂

三岳山の山頂、三岳城跡がある

                    三岳神社

岩の積み重なった立須の山頂

                        三岳神社入口と駐車場

三岳神社下駐車場~立須~三岳神社~三岳山山頂~三岳神社~三岳神社下駐車場

      風車の下を通る

                 立須の山頂

  三岳神社                 三岳城跡がある三岳山山頂

 

 

2021年10月 宮路山361m

三河湾の展望を楽しむ里山

赤坂登山口~第一駐車場~宮路山山頂~宮道天神社奥の院本宮(ピストン)

 宮路山を含めたこの山域の登山地図を見ると登山コースが網の目の様に広がっている。駐車場は何ヶ所もあり北東側には名鉄名古屋本線が通っていて駅も近い。そのため登山者の都合で自由自在にコースが組めるし、この付近一帯のコースを把握しようと思ったら何十回も通わなければならないほどだ。

 この時は宮路山初登山で元職場の仲間と赤坂宿から登っているが、このブログを書いている現在この山域に急に興味が湧いてきて、ここを把握するのを今後の自身の課題にしようかと思い始めている。 

                 出典:音羽商工会公式HP、YAMAP登山地図

赤坂登山口の案内板           第一駐車場立ち寄り

               分岐は何箇所かある

               宮地山の山頂は広い

                山頂からの展望

 

 

2021年8月 高妻山2353m

コロナ禍の夏山2 昨年に続き再び戸隠の地へ

戸隠キャンプ場~登山口~弥勒尾根経由~五地蔵山~戸隠山山頂(ピストン)

 今年二度目の夏山として昨年やり残した高妻山に登るため今回は妻を誘い再び戸隠にやって来た。神聖な戸隠神社鏡池などを妻にも見せてあげたいと思い3泊4日の行程で観光も兼ねて計画した。登山口と駐車場は登山前日に下見をした。駐車場は少しでも近い所に置きたいと思い一番奥の戸隠キャンプ場のところにした。ここは料金を払えば登山者も置かせてもらえる。

 当日は早朝から登山開始。昔は一不動避難小屋経由のコースしかなかったようだが、今回は新しく作られた弥勒尾根コースで往復することにした。その方が距離は短いがそれでも途中の五地蔵山までで一山登った気分になる。更にその先はアップダウンが多くて思ったよりも時間が掛かり最後は標高差300mの急登が待っている。

 天気は終日曇りがちで山頂付近では雨具のお世話になった。期待した北アルプスの展望は得られなかったが、とりあえず前半は無事終了して少しほっとする。(山頂はゴールではなく折り返し地点なので登りは前半下りは後半と考えている。)昼食は宿泊したホテルで用意してくれた弁当を食べる。戸隠にはコンビニが無いので食料の調達に不便だ。ちなみに行動食は出発前に自宅で用意してきた。

 登りで思った以上に時間と体力を消費したので余裕をもって早めに下山することにした。今夜もう一日戸隠に宿泊し明日付近を観光する。次はいつ戸隠に来るか分からないし他にも行ってみたい所は沢山ある。下山は麓の戸隠牧場まで随分長く感じた。 

          戸隠キャンプ場             高妻山登山口

ブナ仙人の巨木          コースの分岐がある五地蔵山山頂

          高妻山が見える

       高妻山山頂

                             下山後戸隠連邦を見る

戸隠を観光する

 戸隠神社宝光社

 戸隠神社中社

                      ホテルの窓から見る戸隠連邦

 戸隠神社奥社

  戸隠牧場

                        鏡池

 

2021年7月 日向大谷~両神山1723m

コロナ禍の夏山1

日向大谷口~会所~八海山~清滝小屋~両神神社~山頂(ピストン)

 コロナ禍に入り二度目の夏山シーズンがやって来た。本来ならば山小屋を利用して3000m級の稜線を歩きたいところだが、昨年から山小屋泊りは自粛して日帰りで登れる山を選んでいる。山小屋の方も一生懸命に感染対策をして大変な思いをしながら経営しているのはよく分かるが、とりあえずもう一年位は様子を見たいと思っている。

 この山を選んだのはテレビの山番組で観たのがきっかけだが最近はそういうパターンが多い。コースについては最初岩場の多い八丁尾根のコースを考えたが登山口までの林道の道路状況が心配だったこともあり、最も登山者が多い日向大谷からのコースにした。やはり最初はメインのコースから登るのが無難かもしれない。このコースは標高差で1100m位、道ははっきりしているし途中に避難小屋があるのがなにより心強い。

 自宅からは遠方ということもあり登山の前後は移動日にあて近くの国民宿舎に連泊することにした。登山中は何人かの登山者に会ったが中には車中泊をしながら全国の百名山に登っているという若者もいた。そう言えばここも百名山だった。自分も百名山何座めだろう。確かもうすぐ五十くらいだと思うが。今回は夏に登ったが秋の紅葉シーズンはもっと多くの登山者が押し寄せる事だろう。

 それと当時登っている時は気にもしなかったがコースの途中に八海山という地名があり石像が立っている。実はこの2年後に新潟県の八海山に登った時同じような石像が立っていた。今この時点になって両者の関係に興味が湧いてきた。 

        出典:昭文社山と高原地図    日向大谷口の駐車場

                             登山口にある両神山

                             沢の分岐点になる会所

           八海山の石像   水場のある弘法の井戸

清滝小屋は避難小屋として使える

          山頂手前の両神神社

      山頂直下の岩場            岩の多い両神山山頂

                     山頂からの展望

 

 

2021年5月~11月 北西尾根~明神山1016m

美しい巨大馬の背を通る北西側からのコース

 奥三河を代表する明神山には登山コースが何本もあり、各方面から登山道が伸びている。この数年間奥三河には頻繁に通い詰め明神山の各コースも色々と歩いてきた。昨年この山で知り合った常連の登山者の方から巨大馬の背についての情報を得ることが出来た。そこで今年は明神山の北西側からのコースを自分なりに把握しようと何度か足を運ぶことにした。

 北西尾根の巨大馬の背を通るためにはいろいろなコースの組み方があるが、地図を見てあれこれ考えるのも楽しい。他の人の記事を見るとやはり周回コースで組む人が多い。その場合基点となる駐車場所は道路脇に何ヶ所かあるがいずれの場合も数キロの林道歩きが必要になる。砥沢沿いの林道も駐車スペースは有るが最初は道幅が狭くすれ違いが困難なため車で入らない方が無難かもしれない。

 北西尾根で一番の注意箇所は明神の肩に上がる手前の急坂でここは滑りやすい為下りで使う場合は十分注意してほしい。北西尾根から南西尾根へはスズガタ林道を使うと近い。林道終点の作業小屋の右側に登山道があり、ここを登ると道が二俣に分かれるがどちらに行っても南西尾根に上がる。ただ直登尾根に出たい場合は左の方が近い。

 今回の登山で明神山の主なコースは大体歩いたことになるが、まだまだ分からないことは多く今後も他の人の記事や常連の詳しい人から情報を得て実際に歩いてみたい。

馬の背沢登山口~巨大馬の背~スズガタ林道出会い~スズガタ林道終点~直登尾根下山

          道路脇の駐車スペース

砥沢の流れが美しい                     馬の背沢登山口

       急坂が続く        登り切ったピーク

            巨大馬の背はスケールがでかい

スズガタ林道出会い           スズガタ林道終点

直登尾根登山口~スズガタ林道終点~北西尾根取付き~明神の肩~山頂~栃木沢コース下山

                  北西尾根の取付きは滑りやすい

                 急坂が続く          明神の肩

             西峰、新緑が美しい

                栃木沢に出る

直登尾根登山口~山頂~明神の肩~北西尾根下山~巨大馬の背~馬の背沢登山口

               直登尾根からの展望      紅葉が美しい

         西峰はひっそりしている         山頂からの展望

 山頂の赤い展望台

             再び巨大馬の背にやって来た

                           山頂が見える

2021年3月~2022年1月 獅子ヶ鼻トレッキングコース

低山だがスリルもあり変化にとんだコース

 静岡県磐田市の北部に獅子ヶ鼻公園という所がある。この面白い名前は山肌から突き出た岩の形が獅子の顔に似ているところから付けられたようだ。ここで紹介する獅子ヶ鼻トレッキングコースはその北側の山中に造られていてコースが何本もあり変化に富んで面白い。またコースによっては岩場が多く低山だと思って侮ると痛い目に合う。特に通常のコースからは外れるが蟻の戸渡りと呼ばれるところは幅がわずか50~60㎝の左右が切れ落ちた岩の上を歩く。(長野県の戸隠山にもよく似た名前の蟻の搭渡りという難所が有るがここはそれに近い恐怖感がある。)

 このコースはこの頃近場で面白い山が無いかと調べている時に他の人の記事を見ていて偶然見つけたもので掲載された写真を見るとなかなか興味深い。そこでこの年の3月に元職場の仲間を誘って行ってみたら病みつきになり、自宅からも1時間程で行ける利点もあってその後も自身の訓練を兼ねて何度か足を運んでいる。

                         出典:磐田市公式ホームページ

2021年3月

 虫生側の出発点

 鐘掛岩の山頂

    このコースは岩場が多い

               展望の良い八畳岩       冷泉コースの急坂

2021年3月

桜を見ながら獅子ヶ鼻公園から出発

                    蟻の戸渡り、正面は天狗岳

          転げ落ちそうな浮石          八畳岩を対岸から見る

2021年5月

 虫生側の駐車場   虫生側の出発点

鐘掛岩直登コースの激しい登り

                          このコースはカモシカが多い

2021年11月

       虫生側から鐘掛岩直登コースを登る

           藤見平下の岩場、ロープが無いので注意

         天狗岳の登りは険しいが頂上に天狗さんがいる

2021年11月

     展望の良いサクラ台             天狗岳頂上

            蟻の戸渡り

2022年1月

獅子ヶ鼻公園からトレッキングコースを目指す

これから蟻の戸渡りに挑戦する

          浮石の下にある道祖神

 

 

2021年3月 湯谷温泉~東尾根経由~鳳来寺山695m

岩稜の東尾根から登る

湯谷温泉駐車場~乙女沢遊歩道入口~荒沢不動の滝~登山口(分岐)~P426~P577(一般道に合流)~鳳来寺山山頂~本堂~東照宮~行者越~湯谷温泉駐車場(周回コース)

 鳳来寺山に登るコースも表参道以外に何本かあって、これまで玖老勢、玖老勢から玖老勢峠経由、門谷から高徳不動経由、三河大野湯谷温泉などのコースを歩いてみた。今回のコースは他の人の記事を見ていた時に偶然見つけて、自分も是非行ってみたくなり足を運ぶことになった。

 湯谷温泉の駐車場から駅前の温泉街を通り荒沢不動の旗が立っている所を左に入る。踏切を渡り沢沿いの林道を暫く歩くと荒沢不動の滝がある。ここを過ぎるとまもなく道が左カーブしていて正面に乙女沢遊歩道の看板がある。ここが登山口で鳳来寺山へは踏みあとの薄い方へ直進する。

 平坦な道を100m程歩くと斜面にぶつかる。ここで正面と左右にそれぞれ踏みあとがあるが多分右が一番道が良い。(左に行ったら途中で道が消えた。正面は確認していない。)右に行くと地形図で202と書かれたピークのすぐ北側の鞍部に出る。ここを左に曲がり滑りやすい急坂を登りきると道ははっきりしてくる。後は尾根を直登するだけで迷うところはない。

 P426は展望の良い岩場でゆっくり休憩したい所だ。この先は岩尾根が続くので注意したい。P577で一般道の山頂周回コース(鷹打場の北側)に合流する。ここからは歩きやすくなり登山者も増えるので少し安心する。後は途中天狗岩で展望を楽しみアップダウンを繰り返しながら歩けば鳳来寺山の山頂に着く。

 下山は緊張から解放されたいと思い直接本堂に下り、東照宮、行者越を経由する通い慣れた道で湯谷温泉に戻った。

 同じ山でもコースを変えるだけでまた別の楽しみを見い出す。山に登る目的は人それぞれだと思うが、自分の把握したコースが増えることが自分にとっての財産の様にも思える。

                     利修仙人の足湯   温泉スタンド

          湯谷温泉の街並み            乙女沢遊歩道入口

            踏切を越え沢沿いの林道を歩く

              途中にある荒沢不動の滝

  登山口(分岐)鳳来寺山は直進する

 シダの生い茂る道                P426手前北側の展望

展望の良いP426山頂           東尾根は岩場が多い

  一般道に合流すると道が良くなる    天狗岩の東屋

     天狗岩からの展望                  通い慣れた山頂

  見事な六本杉            本堂前に集う登山者    東照宮    

            行者越え         湯谷温泉手前の沢