スーさんの山ある記

自身の山歩き人生を顧みる

2020年11月 明神山1016m

南西側からの三本のコースを登る

 数年前から奥三河の山には頻繁に通っていて、これまで明神山は北東側からの三ツ瀬、柿野北、尾籠のコースを歩いてみた。今回は南西側からのコースを確認しようとこの時期何回か続けて足を運んだ。栃木沢沿いの林道を終点まで走ると車を5~6台置ける駐車スペースがあり、そこを基点に3本の登山コースが伸びている。乳岩狭からのコースほどではないが柿野北や尾籠に比べればそこそこ人は入っている。

 またこちらのコースには常連の登山者が居てこの山のことを何でも知り尽くしている。大夫高齢ではあるが非常に健脚な方で最初にあった時は鋸を持ってコース整備をしながら登っていた。今回その方から多くの情報を得ることが出来て大変感謝している。その後もこちらに来るたび何度かその方には会っている。

                赤い鉄製の展望台がある明神山山頂

               山頂から北側の展望

栃木沢コース

 駐車スペースからすぐに栃木沢に降り木の橋で対岸に渡ると登山道が始まる。このコースは全体的に道もはっきりしていて案内表示板も多数設置されているので分かりやすい。序盤はシダの生い茂る急登が続き、それを過ぎると沢の音を聞きながら登る。この区間は心が癒される。標高530m付近にこのコース唯一の岩場が有る。急斜面の岩場をロープを頼りにトラバースするので少し緊張する。後は針葉樹の森の中をひたすら登れば本峰と西峰の間のコルに出る。尚、このコースの途中から乳岩狭のコースに出る方法もある。

           駐車スペース

 栃木沢を渡る                  途中西峰が見える

          このコース唯一の岩場

        このコースは案内表示板が多い          明神山山頂

直登尾根コース

 駐車スペースから林道をさらに数10m進んだ右側に小屋がありそこが登山口になる。明神山直登コースと書かれた案内表示がある。このコースは南西尾根コースに合流するまでは案内表示や赤テープなどの目印は一切ないが、殆んど尾根を直登するように登るので迷うことはない。只尾根の下部はやせ尾根の岩場が続くので岩場の苦手な人にはお勧めできない。特に標高380m付近に巨岩を這い上がる様にして登る箇所があり下りでは少し戸惑う。南西尾根に合流してからはちょっとした岩場を登って西峰に着く。

 途中スズガタ林道の案内表示に従って下り林道を2㎞程進むと北西尾根の巨大馬の背に行ける。(これは後日また別の記事で紹介する。) 

           駐車スペース    直登尾根コースの登山口、小屋が目印

いきなり鎖場が有る          やせ尾根の岩場が続く

 

           巨岩を這い上がる           南西尾根が見える           

 南側の展望の良い岩場、休憩に良い            南西尾根との合流地点

南西尾根コース

 駐車スペースのすぐ手前の左側に明神山P706コースと書かれた案内表示がある。ここからひたすら登れば地形図の706と表示されたピークに出る。途中危険個所はないが標高500m付近までは急坂が続く。P706は展望が良く西峰が望める。休憩するのに良い場所だ。P706からはなだらかな稜線歩きで直登尾根コースと合流する。

     急な滑りやすい岩場          P706は分岐点になっている

       P706は展望が良い、西峰が見える

   西峰      西峰からの展望  柿野北コースへの分岐