晴天の下奥秩父の秋を堪能する
仕事を辞めて時間が出来たこともあり今年の夏は何時になく数多く山に行くことが出来た。10月も後半となったがまだ小屋泊まりで山に登りたいと思い、まだ登った事のないこの山を選んだ。ところで山に行きながらもハローワークに通い就職活動はしている。だが特に慌てる必要もなく、とりあえず失業給付を全額貰ってからでもいいだろうと今は山を優先している。
前日の夕方道の駅みとみの駐車場に着いた。ここで夕食を食べようと思ったが店はもう閉まっていて店の人も終わって帰るところだった。仕方なく持ってきた食糧で腹を満たし後は寝る準備をした。
平日の夜の為か駐車場には一台も車は泊まっておらず、時々車の走る音が聞こえる。静寂な闇に包まれ既に登山は始まっているかのような気分になった。
1日目 道の駅駐車場~甲武信ヶ岳登山口~木賊山~甲武信小屋~
甲武信ヶ岳山頂~甲武信小屋
朝はかなり気温が下がった。持ってきたものを全て着込んだがそれでも寒い。体温を上げようと登山口までひたすら歩いた。登山口に着き登り始める頃にはウォーミングアップも終わった。天気は快晴、ここから小屋までは約5時間、初めての山に挑むときは冒険心を奮い立たされる。これは昔も今も変わらない。
紅葉はまだ終わって無いようだ。落葉した樹木と空の色の対比が美しい。足元には昨日通って来た広瀬湖が見下ろせる。稜線近くまで上がると地面には雪が有った。
小屋についてまだ時間が早かったのでその日に山頂を往復した。山頂には他の登山者が数名いて周りの山を見ながら暫く話し込んだ。
小屋には20名程の宿泊者がいた。小屋の夕食はカレー、昔ながらの山小屋の雰囲気がする。夜はかなり冷え込んだ。寝るときは置いてある毛布を全て使った。
登山の起点となった道の駅みとみ
西沢渓谷の遊歩道
甲武信ヶ岳登山口
広瀬湖を見下ろす
甲武信ヶ岳山頂
山頂からの展望
2日目 甲武信小屋~破風山~雁坂嶺~雁坂峠~雁坂峠入口~道の駅駐車場
朝はご来光を見ようと何人かの登山者が小屋前のデッキに出ていた。自分もカメラを用意して待っていたが残念ながら見れなかった。だが空の色は美しい。
昨日山頂を往復しているので今日は登らずに降りることにした。降りると言っても周回コースなので雁坂峠までは稜線歩きとなる。アップダウンを繰り返しながら幾つかのピークを越える。このコースは常に富士山が望める。昨日も今日も途中の登山道で誰にも会っていない。長野県側から入る人の方が多いのだろうか。
雁坂峠は低い笹原が広がり緑の絨毯を敷いたように美しい。山を降りるのが惜しくなりここでしばらく時間を費やした。
ここから沢までは一気に下る。途中危険箇所もあるようで気を抜かずに歩いた。林道に出てから意外と長かったが気分はほっとしている。今回一泊二日の短い期間ではあったが内容の濃い充実した山旅となった。自分の心の中のアルバムにまた一枚ページが増えた。
この日は地元山梨県に宿泊し温泉で疲れを癒してから帰った。
宿泊した甲武信小屋
雁坂峠に続く稜線からの展望
破風山避難小屋
笹原が美しい雁坂峠
稜線を振り返る 登山口に着いた
<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-4939276438118116"
crossorigin="anonymous"></script>
<!-- 登山用品 -->
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-4939276438118116"
data-ad-slot="3214169312"
data-ad-format="auto"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>